知っておくべき自転車のマナーをご紹介!

こんにちは、イオン北海道eショップの三宮です。

自転車はとても身近な乗り物です。
通勤や通学、買い物などで毎日、自転車を利用する方も少なくないでしょう。

日常的に使う乗り物であるからこそ、そのマナーはしっかり身につけておきたいもの。
そこで今回は、自転車に乗るなら知っておくべきマナーをご紹介します。
最近、義務化になったヘルメットの着用についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

※写真はイメージです。

自転車のマナーを知っておくべき理由とは?

健康にも環境にも良いと、最近さらに注目されている自転車。
自転車は私たちにとって、とても便利で身近な乗り物です。
ただ、その反面、交通ルールやマナーを無視した乱暴な運転をしてしまうと、たいへん危険です。

交通事故全体における自転車に関連した事故の割合は年々増加しており、警視庁によると、2023年の東京都内では、交通事故全体の46.3%が自転車に関与した事故です。
もはや、自転車事故は社会問題の一つといえるでしょう。

自転車は道路交通法では「軽車両」に位置付けられています。
自転車は「車のなかま」なのです。

免許なしで乗れる自転車ですが、事故を起こしたり、危険行為を行なったりすれば車やバイクと同じように道路交通法の罰則が適用されます。
乱暴な運転で相手にケガをさせてしまい、思いがけず加害者となり、その後の人生に大きな影響を及ぼすこともあります。

自転車を運転するときは、「車」であることをしっかり認識し、交通ルールやマナーを守ることが大切です。

守ろう!基本の自転車のマナー

※写真はイメージです。

自転車を安全に運転するため、基本的なマナーを確認しましょう。

自転車安全利用五則とは?

自転車安全利用五則」とは、国の交通対策本部が定めた自転車の基本的なルールのこと。
自転車に乗る際に、被害者や加害者にならないために守るべきルールのうち、特に重要なものです。
自転車に乗る前に、しっかり確認しましょう。

①車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先

道路交通法上、軽車両と位置付けられている自転車は、車道の通行が基本です。
車道の左側を通行します。

ただし、歩道に「普通自動車歩道通行可」の標識がある場合や、13歳未満の子どもや70歳以上の高齢者、身体の不自由な人が普通自転車を運転している場合などは歩道を通行することができます。
歩道では、車道側に寄り、歩行者を優先します。

②交差点では信号と一時停止を守って、安全確認

信号機のある交差点では、信号を必ず守りましょう。
信号機のない交差点で、一時停止標識がある場所では、一時停止し、左右の安全確認を行なってください。
狭い道から広い道に出るときは、必ず徐行して通行しましょう。

③夜間はライト点灯

夜間は必ず前照灯をつけ、反射器材が取り付けられた自転車を運転しましょう。
前照灯は、前を照らすだけでなく、他の人や車に自分の存在をアピールする役割もあります。
暗闇の中、ライトをつけずに通行していると、車のドライバーから見落とされる可能性があり、危険です。

④飲酒運転は禁止

自転車であっても飲酒運転は法律で禁止されています。
飲酒をすると、注意力や判断力が低下します。
たとえ自転車であっても、お酒を飲んだ場合は運転してはいけません。

⑤ヘルメットを着用

自転車の交通事故で、ヘルメットを着用していなかった人の致死率は、着用していた人と比べると約1.9倍も高くなっています。
頭部の損傷は幸い命を取り留めても、重大な後遺症につながる可能性もあります。
自転車に乗る際は、ヘルメットを必ず着用しましょう。

ヘルメットの義務化について

道路交通法の改正により、2023年4月1日より、すべての自転車利用者にヘルメット着用の努力義務が課されました。
※2024年5月時点の情報です

交通事故で亡くなった方の約5割が頭部に致命傷を負っています。
頭部の損傷は重大な被害につながるため、交通事故の被害を軽減するには、頭部をしっかりと守ることが非常に重要です。

努力義務のため、ヘルメットを着用しなくても実際に何か罰則があるわけではありませんが、自分の命を守るため、自転車に乗る際は必ずヘルメットを着用しましょう。

自転車のヘルメットの選び方をチェック!通勤通学のおすすめも」ではヘルメットの種類や選び方のポイントなどをご紹介しています。
ぜひ、ご覧になってくださいね。

自転車のマナーは他にもある!

安全に自転車に乗るために、自転車安全利用五則以外のことも、安全運転のマナーとして確認しましょう。

ながら運転をしない

通話やスマートフォンを見ながらの運転は注意力が散漫になります。
非常に危険なので、やめましょう。

イヤホンやヘッドフォンを使用して音楽を聴きながらの運転も同様です。
周囲の音が聞こえなくなり、パトカーや救急車の接近にも気づくのが遅れたりします。

傘さし運転をしない

雨の日は地面が濡れて滑りやすくなっているため、事故の危険性が高まります。
傘さし運転は片手運転になり、バランスをくずしやすく、転倒する可能性があります。
傘があるため前が見えにくく、さらに風にあおられる危険性もあるため、傘さし運転はやめましょう。

横並び運転をしない

横に並んでの自転車の運転は、道をふさぎ、他の車の妨げになり、交通事故の危険性があります。
「並列可」となっている場所以外は、道路の左側を一列で通行しましょう。

保険に加入する

自転車を使う人は、被害者だけでなく、加害者となる可能性もあります。
自転車乗車中に、交通事故を起こし、加害者となった場合、高額な損害賠償を請求されるケースも考えられます。
自転車に乗る場合は、万が一の事態に備えるために、「自転車保険」を含む個人賠償責任保険への加入を検討しましょう。

自転車保険への加入が義務付けられている都道府県もあります。
お住まいの自治体ではどうなっているのか、確認することをおすすめします。

自転車のマナーを守り、安全に運転しよう!

自転車は環境にもやさしく、便利なのでとても身近な乗り物ですが、マナーやルールをしっかり守ることが大切です。
自転車は道路交通法では車とみなされていることを意識し、安全運転を心がけましょう。

自動車安全利用五則では、安全に自転車に特に重要な項目が記されています。
「車道が原則、左側を通行」や「夜間はライト点灯」などがその主なもの。
今一度、確認しましょう。

特に「ヘルメットの着用」は交通事故の被害を軽減するためには非常に大きな役割を持っています。
自転車に乗る際はぜひ、ヘルメットを着用するようにしてください。

また、ながら運転、傘さし運転、横並び運転なども、交通事故を引き起こしかねない危険な運転。
安全のために、これらの運転はやめましょう。

自転車を利用する人は被害者だけでなく、加害者となることもあります。
加害者となった場合、高額な損害賠償を請求されることもあるので、万が一に備えて、自転車保険への加入の検討をおすすめします。

しっかりとマナーを守って、安全な自転車ライフを楽しみましょう!

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