北海道の特産品!グリーンアスパラとホワイトアスパラの違いとは?
こんにちは、イオン北海道eショップの堀野です。
ほのかな甘みとシャキッとした歯ごたえが特徴のアスパラガス。
春に旬を迎える北海道のアスパラガスは贈り物にも選ばれるほど、人気の高い野菜です。
アスパラガスはなじみのある「グリーンアスパラ」のほかに、「ホワイトアスパラ」という種類もあります。
そこで今回は、グリーンアスパラとホワイトアスパラの違いについてのお話です。
ホワイトアスパラの美味しい茹で方などもお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
※写真はイメージです。
グリーンアスパラとホワイトアスパラの違い
春に旬を迎えるアスパラガス。
アスパラガスにはグリーンアスパラとホワイトアスパラがあります。
そもそも、南ヨーロッパが原産地とされるアスパラガスが日本に伝わったのは江戸時代のこと。
オランダ人から観賞用としてもたらされました。
その後、食用となり大正時代には本格的な栽培が始まります。
日本で最初にアスパラガスの栽培を始めたのは北海道。
アスパラガスが冷害にも耐え得る強い作物だったためです。
当時は、欧米への輸出用缶詰に使用するホワイトアスパラの栽培がメイン。
実は欧米ではグリーンアスパラよりもホワイトアスパラの人気が高く、いつでも食べられるようにと缶詰での販売が主流でした。
1970年代ごろには健康志向の高まりとともに日本国内でも消費されるようになり、栄養価の高いグリーンアスパラが日本の食卓に並ぶようになりました。
グリーンアスパラとホワイトアスパラの違いは栽培方法
実はグリーンアスパラとホワイトアスパラは同じ品種。
色が異なるのは栽培方法が異なるためです。
グリーンアスパラの栽培には日光が欠かせません。
たくさんの日光を浴び、光合成させて栽培します。
グリーンアスパラのあの鮮やかな緑の正体は葉緑素。
日光をふんだんに浴びて栽培された証です。
一方、ホワイトアスパラは発芽後、若芽に日が当たらないように育てます。
日光に当たることがないため、葉緑素が作られず白くなります。
グリーンアスパラとホワイトアスパラの特徴
同じ品種のグリーンアスパラとホワイトアスパラですが、色以外にもそれぞれ異なる特徴があります。
栄養素
グリーンアスパラはカロテンが豊富な緑黄色野菜。
カロテン以外にもタンパク質やビタミンB、亜鉛や銅なども豊富に含まれます。
むくみに効果があるとされるカリウムは、グリーンアスパラよりも多く含まれています。
「アスパラガスに含まれる主な栄養素とは?種類や選ぶ方法も確認」ではさらに詳しくアスパラガスに含まれる栄養素について解説しています。 栄養を損なわない調理方法もご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
味
やや青臭さがあるグリーンアスパラに比べると、ホワイトアスパラは柔らかい食感とほのかな甘みが特徴的。
ホワイトアスパラには青臭さがほとんどありません。
手に入る季節
北海道のグリーンアスパラ、ホワイトアスパラは、いずれも4月下旬~6月中旬頃が旬の時期です。
旬の時期は同じですが、栽培に手間がかかり、傷みやすいホワイトアスパラは流通量が少なく非常に希少。
もし見かけたら、ぜひ味わってみてくださいね!
「北海道のアスパラガスの旬の時期はいつ?選び方や保存方法もご紹介!」では、北海道のアスパラガスの旬の時期をご紹介しておりますので、あわせて参考にしてみてください。
ホワイトアスパラの美味しい茹で方
※写真はイメージです。
昔は缶詰が主流だったホワイトアスパラ。
みずみずしい甘さが注目され、最近では生のホワイトアスパラを見かけることも増えました。
ホワイトアスパラは茹でて食べることが多い食材。
美味しい茹で方のコツについてご紹介します。
手順① 根元を1cmほど切り落とし、穂先から下の皮をピーラーでむく
むいた皮は香りづけに利用できます。
茹でるときに使うので、捨てずにとっておきましょう。
手順② お湯を沸騰させ、レモン汁とむいた皮を加える
レモン汁を加えるのは変色を防ぎ、白い状態をキープするため。
むいた皮を入れることでホワイトアスパラも茹で汁も香りが良くなります。
フライパンを使うと、まるごとホワイトアスパラを入れられるので便利です。
手順③ ホワイトアスパラを入れ、茹でる
つまようじを刺して芯が残る程度まで茹でましょう。
余熱でも火が通るため、やや硬めのときに火を止めるのがポイントです。
手順④ 茹で汁につけたまま冷ます
冷水にはとらず、茹で汁につけたまま冷ましましょう。
茹で汁に出た旨味成分が再びホワイトアスパラに戻ります。
すぐに食べない場合は、茹で汁につけたまま冷蔵庫で保存してください。
茹で汁にもアスパラガスの旨味と香りがうつっているのでぜひ活用しましょう。
スープやリゾットがおすすめです!
「北海道産のアスパラガスの特徴は?調理する際のポイントもご紹介」では北海道産のアスパラガスの調理ポイントや保存方法もお伝えしています。
グリーンアスパラとホワイトアスパラの違いと特徴を知って美味しく味わおう
グリーンアスパラとホワイトアスパラの違いはその栽培方法にあります。
太陽の光をたっぷり浴びて育つグリーンアスパラに対し、ホワイトアスパラは日の光を浴びずに育ちます。
グリーンアスパラは栄養素が豊富に含まれること、ホワイトアスパラはみずみずしい甘さがそれぞれの特徴です。
希少価値の高いホワイトアスパラを手に入れたら、すぐに茹でて保存するのがおすすめです。
茹でるときには、変色を防ぐためレモン汁を入れると良いですよ!
茹で汁にもホワイトアスパラの旨さや香りがたっぷりなので、スープやリゾットにして茹で汁までも堪能しましょう!