正月花はいつからいつまで飾るもの?一般的な片付け方もご紹介
こんにちは、イオン北海道eショップの堀野です。
クリスマスが終わると街の雰囲気が一気にお正月モードへと変わりますね。
大掃除やおせちづくりなど、お正月を迎えるための準備はたくさんあります。
正月花の準備もそのひとつ。
「正月花っていつからいつまで飾るものなの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は正月花はいつからいつまで飾るものなのか、またその片付けのタイミングや方法、正月花におすすめのお花や植物などをご紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
※写真はイメージです。
正月花とは?
正月花は、正月に飾るお花のこと。
年神様とお客様を歓迎するおもてなしのために飾られます。
年神様は、一年の幸せや健康を運んでくださるお正月の神様。
五穀豊穣や稲の神様ともいわれています。
お正月は家族で新しい年を祝う行事ですが、そもそもは「年神様」を自宅へお迎えする行事でした。
家族全員で年神様をお迎えし、新年を喜び、感謝してお祝いするのが本来のお正月の意味です。
そのため、家へ来てくださった年神様を歓迎するために正月花を飾ります。
もちろん、お正月は新年のご挨拶でいらっしゃるお客様も多いため、お客様へのおもてなしでもあります。
正月花はいつからいつまで飾るもの?
年神様やお客様へのおもてなしである正月花。
いつから飾り始め、いつ片付けるのが良いのでしょうか?
正月花はいつからいつまで飾る?
正月花はいつ飾らなければならない、といった決まりは特にありませんが、御用納めや大掃除が終わる28日頃から30日頃までに飾る方が多いようです。
また、正月花をいつまで飾るかについても明確な決まりはありません。
自分のタイミングで片付けてOK。
次の2つのタイミングで片付ける方が多いようです。
片付けるタイミング①松の内まで
「松の内」とはお正月にやってくる年神様の依り代である松を飾っておく期間のこと。
「松の内」が明けると年神様は帰っていくため、お正月が終わり、門松やしめ縄などのお正月飾りを片付けます。
正月花は、お正月飾りとは違うため、厳密に言えば片付ける必要はないのですが、年神様のために準備したものでもあるため、片付けるのも間違いではありません。
ちなみに松の内は地域によってその期間が異なります。
一般的に関東地方の松の内は1月7日まで、関西地方の場合は1月15日まで続きます。
北海道の松の内は、関東地方と同じく1月7日とされています。
片付けるタイミング②花の元気がなくなるまで
お正月飾りとは異なり、片付けのタイミングにとくに決まりがない正月花。
お正月は気温も低いため、花も長持ちし、長くきれいに咲いてくれるでしょう。
せっかくきれいに咲いている花を片付けるのはなんだか心苦しく感じる方もいるはず。
そんな場合は、そのまま飾って楽しんでも構いません。
正月花は大ぶりなアレンジのものが多いため、いくつかに生け換えて小さめにし、部屋のいろいろなところに置くのもおすすめです。
松の内後は、お花がまだ元気なら、縁起物といわれる松竹梅や金銀のものを抜いて、お正月テイストを抑えめに形態を変えて飾るのもおすすめです。
片付け方ですが、一例として、飾り終えた正月花の松などの縁起物は、白い紙に包んで家庭で処分します。
※神社でのお焚き上げは、神社によって正月花などの生花は持ち込めない場合がありますので、事前に確認してください。
「正月花はどこに飾る?おすすめの場所やお花もご紹介!」では正月花の飾る場所やお正月飾りとの違いなども詳しくご説明しています。
あわせて参考にしてみてくださいね。
縁起の良い正月花やアレンジ方法もご紹介
※写真はイメージです。
年神様に新年の幸せをたくさんいただけるよう、正月花には縁起の良いお花や植物を選びましょう。
また、正月花をアレンジする際のポイントについてもお伝えしますね!
正月花におすすめのお花や植物
お正月にぴったりな縁起の良いお花、植物を5つご紹介します。
梅
寒い冬にほかの花よりいち早く花を咲かす梅は、「希望」や「出世」、「開運」の象徴とされています。
また、気高い香りとともに花を咲かせることから「気高さ」も表します。
菊
日本の「国花」である菊。
中国から不老不死の薬として伝来した「長生き」の象徴でもあります。
お正月以外にも神仏のお供えに使用されるなど、神聖な花ともされています。
他にも「高貴」「高尚」「延命長寿」「邪気払い」「心身の安定」などと様々な意味を持ちます。
椿
冬でも葉の落ちない常緑樹である椿は、その青々として艶のある葉が「繁栄」の象徴とされています。
また凜として咲き誇るその姿から「忍耐」や「生命力」の象徴ともされています。
松
寒い時期でも常緑でいることから健康や長寿の祈願として飾られる松。
松の中には樹齢数千年というものもあり、「永遠の命」の象徴でもあります。
冬でも枯れない強さからお正月の「縁起物」として尊ばれてきました。
竹
竹は青々としてまっすぐ伸びる様子から、「子孫繁栄」や「未来への希望」を表します。
決して折れることのないしなやかさは苦境でも耐え忍び、跳ね返す「生命力」の強さを象徴しています。
正月花を自分でアレンジする場合のポイント
正月花を自分でアレンジする際のポイントを3つご紹介します。
大きめの正月花を生け換えたい、というときにも参考になりますよ!
ポイント① 同じ花を色違いでそろえる
いろんな花を混ぜるのではなく、1種類の花を色違いでそろえるのがおすすめ。
同じ種類を使うと咲き方や質感が同じなので、まとまりやすく印象が強まります。
華やかさを出すために、あざやかな色味の花を選ぶのもポイントです。
ポイント② 三角形を意識して入れる
花の表面の高さに高低差がつくように、空間に三角形を作るように意識しましょう。
三角形を意識すると単調にならず、バランスよいアレンジができますよ!
ポイント③ お正月らしい小物を使う
紅白の水引やお好みのお正月モチーフの飾りをアレンジに組み込んでみましょう。
水引などの小物は100円ショップでも手軽に購入できます。
小物を使うとお正月らしさがグッと増しますね。
シンプルな正月花のアレンジメントを購入して、子どもと一緒に小物で飾りつける、というのも楽しいですね!
正月花の「いつから」「いつまで」を確認して華やかなお正月を
正月花は、年神様のおもてなしのために飾るもの。
お正月ギリギリではなく、28日か30日あたりから飾るのが一般的です。
片付けるタイミングに特に決まりはありませんが、気になるようであれば、正月飾りと同じ松の内が明けるタイミングで片付けるといいでしょう。
もちろん、花がきれいに咲いている間は片付けずに楽しむのもおすすめです。
正月花におすすめなのは、梅や椿、松、竹などの縁起が良いとされているお花や植物です。
縁起の良いお花や植物を選んで、自分で正月花をアレンジしてみるのも良いかもしれませんね。
お正月は、素敵な正月花で年神様やお客様をおもてなししてくださいね。