プリザーブドフラワーとは?保持期間や長く楽しむ方法も確認!
こんにちは、イオン北海道eショップの蒲です。
街中でもよく見かけるようになったプリザーブドフラワーですが、どのようにして作られているのかご存知の方は多くはないでしょう。
また、ドライフラワーとどのような違いがあるのかわからないという方もいらっしゃると思います。
今回は、プリザーブドフラワーの基本を解説!
プリザーブドフラワーとはそもそも何なのか、長く美しく保存する方法などをご紹介しますね。
※写真はイメージです。
プリザーブドフラワーとは?その特徴や製造方法をご紹介
プリザーブドフラワーの「プリザーブド」は英語の「preserved」のことで、「保存された」という意味です。
生花の状態から花の色素を抜いて特別な染料を入れて着色を施しており、国産のプリザーブドフラワーが誕生したのは2000年以降と、まだ新しい加工法です。
生花と変わらないみずみずしい見た目で、長く花そのものの魅力を楽しめます。
その他、プリザーブドフラワーの特徴には以下のようなものがあります。
● 水やりの必要がなく枯れない
● 鮮やかな色合いが楽しめる
● 花粉や香りがない
● 自然の色にはない色も付けることができる
● 特殊な加工をしているため、比較的高価
プリザーブドフラワーは染料を使って染めるのでカラフルな色合いのものが多く、「鮮やかな青のバラ」なども作り出すことが可能です。
水やりの必要もなく、数年間は美しい色合いを楽しめます。
アレンジをする際にはワイヤーを使うので、生花やドライフラワーではできないような自由なアレンジができるという特徴もあります。
花粉がないのでアレルギーがある方も花を楽しむことができ、ギフトとしても人気です。
プリザーブドフラワーの保持期間や長く楽しむための注意点は?
プリザーブドフラワーは枯れないとはいえ、何年も経つとだんだんと劣化していきます。
ヨーロッパなど湿気が少ないところでは5~10年は持つといわれていますが、湿気が多い日本では5年ほどが目安といわれています。
ただし、少し工夫をすることで、日本でも5年以上美しい状態をキープすることができますよ。
プリザーブドフラワーを長持ちさせるためには、以下の点に気をつけましょう。
● 高温多湿の場所を避ける
● 直射日光を当てない
● ホコリは風を吹きかけるか、筆ではらう
● 湿気で花が透明になってしまったら乾燥材などを入れる
保存はできれば空調が管理された部屋で、目安として湿度30~50%、気温18℃~25℃がおすすめです。
クーラーの風が直接当たると、乾燥してひび割れをしてしまうこともあるので注意しましょう。
直射日光は染料を退色させてしまうので、当てないようにしてください。
直射日光による退色は元に戻りません。
また、プリザーブドフラワーはデリケートなので、ゴシゴシとこするのは厳禁。
染料が色落ちすることもあるため、ホコリが付いた場合はそっと息を吹きかけたり、ドライヤーの弱めの冷風で飛ばしたり、筆などの毛素材のもので軽くはらうと良いでしょう。
湿気の影響で一時的に花びらが透明になってしまうことがあるので、シリカゲルなどの乾燥材を数日入れて湿気を取ると元に戻ります。
プリザーブドフラワーとドライフラワーの違いも知っておこう
※写真はイメージです。
加工して花を長く楽しむものには、ドライフラワーもあります。
プリザーブドフラワーと「乾燥させた花」という部分は共通ですが、加工の過程やその他にも違いがあります。
プリザーブドフラワーとドライフラワーの違いについて比較してみましょう。
加工法
・ドライフラワー:特別な材料を必要とせず、麻ひもで生花を縛って日陰で風通しが良い場所に吊るしておくだけで作れる
・プリザーブドフラワー:生花から水分を抜き、特殊な染料を入れて作るので繊細な作業が多く、加工するための材料も必要
見た目
・ドライフラワー:乾燥させているので硬い印象があり、色は落ちてしまうのでシックな色合い
・プリザーブドフラワー:生花に近い柔らかな見た目で、染料を入れるためカラフルで鮮やかな色合いのものもある
香り
・ドライフラワー:草が乾いたような香り
・プリザーブドフラワー:香りはないが、加工で付けることもできる
寿命
・ドライフラワー:3カ月から半年ほど
・プリザーブドフラワー:約5年
取り扱い方法
・ドライフラワー:防虫対策や、花が落ちやすいため掃除の必要がある
・プリザーブドフラワー:直射日光・高温多湿の場所を避けることが必要
アンティーク感や落ち着いたイメージが好きな方はドライフラワー、生花のままの色味を残し、華やかな雰囲気を楽しみたい方にはプリザーブドフラワーがおすすめといえます。
また、プリザーブドフラワーであればアニマル型やハート型、バッグ型などさまざまな形にアレンジができるので、特別な日のプレゼントにもぴったりです。
プリザーブドフラワーとは生花に近い状態を残せる加工法のこと
生花から水分を抜き、特殊な染料を入れて加工を施すプリザーブドフラワー。
生花に近いみずみずしい見た目が特徴です。
アレンジメントフラワーに対し、花束は器を使わず花をまとめて包装したものです。
特殊な加工のため、やや高価になりますが、水やりの必要がなく数年は長持ちします。
また、花粉がないのでアレルギーがある方も花を楽しむことができ、ギフトとしても人気です。
高温多湿を嫌うという特徴があり、湿気が多い日本では寿命が短くなる傾向にありますが、温度・湿度管理に注意すれば5年以上は変わらぬ風合いを楽しむことが可能です。
長く華やかな雰囲気を楽しめ、形の自由度も高いプリザーブドフラワー。
好みや目的に合わせて選んでみてくださいね。