とうもろこしの白と黄色の違いとは?味や品種、食べ方もご紹介
こんにちは、イオン北海道eショップの出村です。
とうもろこしにはいろいろな品種がありますが、最近では定番の「黄色いとうもろこし」に加えて、真っ白な粒が美しい「白いとうもろこし」も人気を集めています。
「見た目が違うだけ?」「甘さは?」「味に違いがあるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、白いとうもろこしと黄色いとうもろこしの種類と特徴、おすすめの食べ方まで、北海道産のとうもろこしを中心にご紹介します。

※写真はイメージです。
白いとうもろこしの種類と特徴
最近、注目を集めている白いとうもろこし。
見た目の美しさだけでなく、その甘さとやわらかさが魅力です。
北海道で栽培されている白いとうもろこしの代表的な品種をご紹介します。
ピュアホワイト
「幻のとうもろこし」とも呼ばれる、白いとうもろこしの代表格です。
粒皮が非常に薄く、生でも食べられるほど柔らかいのが特徴。
糖度は17~18度と非常に高く、まるでフルーツのような甘さを楽しめます。
主な収穫時期は8月~9月で、北海道でも限られた地域で栽培されています。
雪の妖精
ピュアホワイトよりもさらに白い、希少なホワイトコーンです。
果肉がややしっかりしているのが特徴で、ひと口食べるとその食べごたえとクリーミーな風味が余韻として残ります。
糖度は17度前後で、濃厚な甘みとコクが魅力です。
主な収穫時期は8月~9月で、一般的なスーパーではほぼ見かけない希少品種です。
ホイップコーン
2020年に登場したばかりの注目の新品種です。
最大の特徴はそのとろけるような甘さで、糖度はなんと20度以上!
極めて甘くプレミアム感のあるとうもろこしです。
主な収穫時期は7月~8月で、生産量が少ない希少価値の高い品種です。
黄色いとうもろこしの種類と特徴
とうもろこしといえば、黄色い粒を思い浮かべる方が多いはず。
黄色いとうもろこしは、なじみ深いとうもろこしの代表格です。
北海道で栽培される黄色い品種は、それぞれに個性豊かな特徴を持ち、多くの人に愛され続けています。
ゴールドラッシュ
定番人気を誇る、黄色いとうもろこしの代表品種です。
皮が薄く粒がやわらかいため、加熱すると甘さとジューシーさが際立ちます。
糖度は16~18度と高く、新鮮なものは生でも甘みをしっかり感じられます。
北海道では8月上旬~中旬が旬です。
味来(みらい)
「ミラクルスイートコーン」とも呼ばれる、小ぶりながら甘さが濃い品種です。
皮が非常に薄くやわらかいため、生でも加熱でもジューシーな食感が楽しめます。
糖度は16~18度前後で、濃厚な甘みと香りを重視したい方にぴったりです。
北海道では8月を中心に出荷され、旬の甘さが味わえます。
あまいんです
その名の通り、甘さを追求して育てられた人気の品種です。
実がふっくら詰まっており、シャキシャキ感と濃厚な甘さが口いっぱいに広がります。
平均糖度は18度でスイートな味わいが特徴です。
8月頃に旬を迎えます。
「北海道のとうもろこしの種類を解説!特徴や魅力を知って食べ比べよう」では、北海道のとうもろこしについてさらに詳しくご紹介しています。
白いとうもろこしのおすすめの茹で方と食べ方

※写真はイメージです。
甘みが強い白いとうもろこしは、シンプルな調理法でも素材の味が引き立ちます。
白いとうもろこしの茹で方やおすすめの食べ方をご紹介します。
基本の茹で方
とうもろこしは、内側の皮を2~3枚残したまま茹でると甘みや旨みが逃げにくく、ジューシーに仕上がります。
甘みを引き出したい場合は水からじっくり、シャキッとした食感を楽しみたい場合は沸騰したお湯に入れて短時間茹でてください。
【手順】
- 大きめの鍋にたっぷりの水を用意する(※水から茹でる場合)
- とうもろこしは、内側の皮を2~3枚残してひげを取り除く
- お湯に対して約2%の塩を加える
- 鍋にとうもろこしを入れ、5分を目安に茹でる(※水からの場合は沸騰後から計測)
- 茹で上がったらすぐに取り出し、粗熱を取る
手軽に食べるなら、薄皮の上からラップでくるみ電子レンジ(500Wで5分程度)加熱がおすすめ。
短時間で甘さが引き立ちます。
おいしくとうもろこしを食べる調理方法については、こちらのコラムもあわせてチェックしてくださいね。
とうもろこしのおいしい食べ方は?レンジと茹での調理のコツ
白いとうもろこしのおすすめ食べ方
白いとうもろこしは、そのままでも十分おいしくいただけますが、ひと手間加えることで甘みや香りがより際立ち、違った味わいが楽しめます。
ここでは、手軽にできるおすすめの食べ方を3つご紹介します。
白いとうもろこしごはん
白いとうもろこしを使った炊き込みごはんは、やさしい甘みとほんのりした香りが絶妙です。
芯ごと一緒に炊くことで、とうもろこしの風味がごはん全体に広がります。
白い粒がごはんと一体化して見た目も美しく、ちょっと特別な日にもぴったりの一品です。
ホワイトコーンスープ
粒皮のやわらかい白いとうもろこしは、スープにするととろりとした口当たりに。
牛乳やバターとの相性が良く、素材の甘みとコクが際立ちます。
温かくしてもおいしいですが、暑い日は冷やして冷製スープにするのもおすすめ。
見た目にも涼やかで、食欲の落ちがちな夏にもぴったりです。
とうもろこし豆腐
白いとうもろこしをペーストにして片栗粉で固めた、やさしい味わいの豆腐風おかずです。
素材の甘さが引き立ち、つるんとしたのどごしが特徴。
見た目も上品で、和食の前菜や副菜としても重宝します。
お好みでわさび醤油を添えると、大人の味わいに変化しますよ。
「北海道のとうもろこしの旬の時期は?選び方や保存方法もご紹介!」ではおいしいとうもろこしの選び方や保存方法についてご紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
白と黄色のとうもろこしの違いと特徴を知って旬を楽しもう!
白いとうもろこしと黄色いとうもろこし、それぞれに異なる魅力があります。
白いとうもろこしは糖度が高く、生でも食べられるほどやわらかくてクリーミー。
定番の黄色いとうもろこしは風味や食感に優れ、加熱することで甘みとジューシーさが引き立ちます。
定番の茹で調理に加え、ごはんやスープ、豆腐などアレンジも豊富。
品種や色だけでなく、調理方法によっても味わいが変わるのがとうもろこしの面白さです。
旬の時期に合わせて、白と黄色それぞれの食感や甘さ、食べ方の違いを楽しんでみてくださいね。