北海道の春の旬の魚を堪能しよう!おいしさの理由も確認
こんにちは、イオン北海道eショップの三宮です。
北海道は四季折々のおいしい海産物に恵まれていますが、春は特に旬の魚が豊富。
雪解けが進み、オホーツク海の流氷が去る春の時期は、栄養豊富な海で育った魚たちがとてもおいしい季節です。
今回は、北海道の春に旬を迎える魚たちの魅力やおすすめの食べ方をご紹介します。

※写真はイメージです。
北海道の春は魚をおいしくする!
北海道の春は、海の環境が大きく変わる季節。
親潮と黒潮が交わる潮目に加え、オホーツク海から流れ込む流氷が、海に豊富な栄養をもたらします。
流氷が溶けるとプランクトンが一気に増え、それを餌とする魚たちはたっぷりと栄養を蓄えます。
そのため、北海道の中でも、オホーツク海周辺の海の幸にぜひ注目したい季節です。
また、春先の北海道の海水温はまだ低く、この冷たい環境が魚の身を引き締め、脂ののりを良くします。
全国でも有数の漁獲量を誇り、多くの新鮮な魚介類が水揚げされる北海道。
こうした自然の恵みを受けた春の魚は、まさに北海道ならではの味わいといえるでしょう。
春の魚もおいしい北海道ですが、冬にも見逃せない味覚がたくさんあります。
寒さが育む旬の魚は「北海道の冬の旬の魚を味わおう!おいしさの理由も紹介」でご紹介しています。

北海道の春が旬の魚をご紹介!

※写真はイメージです。
春に旬を迎える代表的な魚を、旬の時期や特徴、おすすめの食べ方、北海道ならではの楽しみ方とともにご紹介します!

タラバガニ
旬の時期:4月~6月
流氷が去って身の甘みが増す春は、タラバガニがとてもおいしい季節。
肉厚でプリプリとした食感の身は、カニの王様と呼ばれるにふさわしい味わいです。
濃厚な甘みとしっかりとした食感が特徴です。
おすすめの食べ方
旬のタラバガニを堪能するなら、こんな食べ方がおすすめです!
さっと湯にくぐらせることで引き出されるカニの甘みと旨みを楽しめるカニしゃぶ
炭火で焼くと香ばしさが増し、凝縮された旨みを楽しめる焼きガニ
シンプルに茹でることで、タラバガニ本来の濃厚な味わいを堪能できる茹でガニ
北海道ならではの楽しみ方
てっぽう汁やカニ飯は、北海道ならではの郷土料理として親しまれています。
てっぽう汁は、カニの旨みがたっぷり溶け込んだ味噌仕立ての汁物で、シンプルながらも濃厚な風味が楽しめます。
花咲ガニを使う地域が多いものの、タラバガニでも「てっぽう汁」と呼ばれることがあります。
カニ飯は、カニの身をたっぷりと混ぜ込んで炊き上げたご飯で、カニの甘みと香りが引き立つ逸品です。
サクラマス
旬の時期:3月~5月
産卵期が近づくと身の色が桜色になることから、その名が付けられたサクラマス。
たっぷりのった脂と身の柔らかさが特徴で、春の味覚の代表格として知られています。
おすすめの食べ方
旬のサクラマスは、こんな食べ方で楽しんでみてはいかがでしょうか?
バターの風味がサクラマスの旨味を引き立てるムニエル
脂ののった身がジューシーに仕上がり、香ばしい味わいが楽しめる焼き魚
外はサクサク、中はふっくらとした食感が特徴で、タルタルソースやレモンと相性抜群のフライ
北海道ならではの楽しみ方
アイヌの伝統的な食べ方「ルイベ」(冷凍した刺身)で味わうと、独特の食感と甘みが楽しめます。
サクラマスを使った「チャンチャン焼き」も人気!
味噌と野菜と一緒に焼き上げることで、旨味が一層引き立ちます。
ニシン
旬の時期:3月~5月
「春告魚(はるつげうお)」と呼ばれるニシンは、まさに春の訪れを象徴する魚です。
メスの黄金色の数の子、オスの濃厚な白子は、それぞれファンの多い北海道のごちそうです。
産卵を控えた春のニシンは脂がたっぷりとのり、ふっくらとして旨みが増します。
おすすめの食べ方
ニシンを余すところなく味わうなら、こんな食べ方がおすすめです!
脂の旨みを存分に味わえる定番料の塩焼き
旬の新鮮なニシンだからこそ味わえる刺身
醤油やみりんで味が染み込むまでじっくり煮込んだ甘露煮
北海道ならではの楽しみ方
ニシンを使った北海道の名物といえば「ニシンそば」。
甘辛く煮たニシンとそばの相性が抜群です。
また、昆布巻きも北海道ならではの料理のひとつ。
ニシンを昆布で巻き、甘辛く煮込んだもので、おせち料理や祝いの席でも親しまれています。
毛ガニ
旬の時期:3月中旬~6月
流氷の下で豊富なプランクトンを取り入れて育った毛ガニは、春が最高の味わいといわれています。
北海道では、毛ガニは年間を通じて獲れますが、オホーツク海周辺の毛ガニの旬は春。
オホーツク海の毛ガニは、甘くて濃厚なカニ味噌が特徴で、身もぎっしりと詰まっています。
おすすめの食べ方
身も味噌も格別のおいしさの毛ガニは、こんな食べ方がおすすめです。
シンプルな調理で、カニ本来の味わいを楽しめる塩茹で
炭火で焼くことで香ばしさが増し、特に身の甘みが際立つ焼きガニ
毛ガニのほぐし身をクリームソースと合わせ、オーブンで焼き上げる贅沢なカニグラタン
北海道ならではの楽しみ方
北海道ならではでというわけではありませんが、甲羅酒という楽しみ方があります。
甲羅酒は、毛ガニの甲羅にカニ味噌を入れ、そこに熱燗を注いで楽しむ贅沢な一杯。
カニの旨みと日本酒の香りの絶妙な調和が魅力です。
ぜひ北海道産の旬の毛ガニで味わってみてください。
また、タラバガニと同様、てっぽう汁で味わうのも格別です。
ホッキ貝
旬の時期:12月~4月
北海道を代表する貝の一つ、ホッキ貝。
春に向かうにつれて身がぎっしりと詰まり、甘みと旨みが増していきます。
プリプリとした食感と濃厚な味わいは、ホッキ貝ならではの特徴です。
おすすめの食べ方
旬のホッキ貝は、こんな食べ方で味わってみてはいかがでしょうか?
新鮮な貝の甘みを存分に味わえる刺身
ホッキ貝の持つ甘くて濃厚な味わいがバターの風味と相性抜群のバター焼き
サクサクの衣とホッキ貝の甘みがよく合い、食感の違いも楽しい天ぷら
北海道ならではの楽しみ方
苫小牧名物のホッキ飯は、ホッキの旨みがご飯にしみ込んだ人気の郷土料理。
ホッキ貝の旨味がカレーのスパイスと絶妙にマッチする「ホッキカレー」も、苫小牧のご当地グルメとして知られています。
つぶ貝(ヒメエゾボラ)
旬の時期:3月~6月
北海道の沿岸域に広く生息するつぶ貝は、年間を通じて漁獲されますが、特に産卵期を迎える前の春から初夏にかけて身が太り、最高の味わいとなります。
地元では「青つぶ」とも呼ばれ、弾力のある身とコクのある旨みが特徴です。
北海道沿岸の冷たい海で育ったつぶ貝は、身が引き締まり、プリッとした食感が格別です。
おすすめの食べ方
北海道のつぶ貝は、こんな食べ方で楽しんでみてはいかがでしょうか?
新鮮なつぶ貝の甘みと食感を存分に楽しめる刺身
日本酒の風味とつぶ貝の旨みが絶妙にマッチする酒蒸し
つぶ貝の旨みを引き出す、甘辛い醤油ベースの味付けが絶品の煮付け
北海道ならではの楽しみ方
つぶ焼きは、殻ごと焼いたつぶ貝に醤油を垂らし、肝と一緒に味わう北海道ならではの炉端焼きの定番料理です。
シンプルな調理法ながら、焼くことで引き出される甘みと香ばしさが特徴で、地元の人々にも愛されています。
また、積丹(しゃこたん)地方では、つぶ貝の塩辛が名物として親しまれています。
濃厚な旨味と程よい塩気が絶妙なバランスで、日本酒との相性が抜群です。
「北海道の海鮮の旬の時期は?季節別の旬の海産物をご紹介!」では春以外に旬を迎える海産物についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
北海道の春が旬の魚を堪能しよう!
春の北海道は、栄養豊富な海で育った魚がとてもおいしくなる季節です。
タラバガニやサクラマス、ニシン、毛ガニ、ホッキ貝、つぶ貝など、この時期ならではの海の幸を楽しみましょう。
北海道ならではの郷土料理や新鮮な刺身、焼き魚など、さまざまな食べ方で味わうのがおすすめです。
旬の魚はその時期にしか食べることのできない特別な味覚です。
それぞれの魚の旬やおすすめの食べ方を参考にして、北海道の旬の海鮮をぜひ存分に堪能してくださいね。